ある色を友達に伝えたいとき、あなたならどうやって伝えますか?
「赤」
「うすーい緑」
「群青色」
「ミカンのような色」
―――な~るほど。
どれも色を表現していますね。
しかし、あまーーーーい☆(笑)
どれも正しくは表現できません。
なぜなら、言葉による色の表現は、人それぞれイメージが違うから。
例えば―――
「赤」といっても、幅があります。
ワインレッドや、朱色も赤といえば赤。
「うすーい緑」といってもまた幅があります。
まず、どれだけ薄いのかが曖昧ですよね。
また緑も黄緑から青竹色まで幅があります。
「群青色」も同じく。
群青色といって思い浮かべる色も人によって若干違います。
(同じ色を見ても人によって感じ方に多少の違いがありますし)
しかも、日本人にしか通じません。
「ミカンのような色」も曖昧です。
ミカンの種類、熟れ加減、照明によっても色が全然違いますよね。
―――このように色を正確に伝えるのはとても難しいのです。
でも、そんなことを言っていても始まりません。
色の勉強には、共通の色認識が必要ですから。
では、色を正確に伝える方法はあるのでしょうか?
実は、あったりします。
ひとつは、「色見本」で相手に伝える方法。
「伝えたい色と同じ色の塗装をした色見本」を渡す方法です。
これだと、かなり正確な色を伝えることができます。
(実際色の業界では、この方法がとられています)
でも、これだと、いちいち見本を渡さなければならないですよね。
すごく非効率的ですよね。
特に多くの人に伝える場合には。
「はい、これ」「はい、これ」って、日が暮れます(笑)
これって、「長さを伝えるのに同じ長さの見本を渡す」のと一緒ですからね。
あ~めんどくさい(笑)
そこで出てくるのがもう一つの方法。
色をモノサシで測って相手に伝える方法です。
これなら「数字や記号」で色を伝えることができます。
かなり便利ですよね。
長さを伝えるのに「12cm」っていうのと一緒ですから。
ただし、共通の単位で表現する必要がありますけどね。
では、色をどうやって測るのでしょうか?
実は、色は1つのモノサシでは測れません。
3つのモノサシが必要なんです。
その3つのモノサシとは…
「色相」
「明度」
「彩度」
―――の3つです。
そして、その3つのモノサシを「色の三属性」といいます。
その3つのモノサシについては、またいつか説明します。
知りたい人は、コメントをください(笑)
ただで知ろうというのは、甘い考えですぞ☆
では♪
PR
色彩検定 ユーキャン
pixia
pixia CG辞典(数字)
pixia CG辞典(アルファベット)